5年以上使ったアップリカのA型ベビーカーが壊れてしまい、サイベックスのコンパクトベビーカー『リベル』に買い替えました。
2022年11月に購入、使用し始めて10ヶ月ほど経ちますが・・・
超コンパクトながらメインベビーカーとしても十分なスペック!
特に片手でも押せる走行性の良さに感動でした。

本当に選んでよかったです!
もちろんデメリットはありますが、後悔はなし◎
この記事では、我が家が購入した2022年モデルのサイベックス『リベル』を使ってみて感じた
を徹底レビューしています!
サイベックスは取り扱い店も限られているので、我が家と同じように実物を見ずに購入される方も多いはず。
これからリベルを買いたい方はデメリットが一番気になるところだと思うので、私が挙げているポイントが許容できそうか?という視点でチェックしてもらえたらと思います。

今回紹介しているメリットデメリットは2022年・2023年モデル共通の項目です◎


サイベックスリベル(2022年モデル)のスペック
まずサイベックスリベルのスペックについて簡単に紹介します。
我が家が購入したリベルはこちらの2022年モデルです。

サイベックスリベルは腰すわり後の生後6ヶ月から使えるB型ベビーカーで、折りたたむと超コンパクトになるのが特徴。
■スペック(2023年・2022年モデル共通)
使用年齢 | 生後6ヶ月頃~4歳頃まで(~22kg) |
サイズ | [走行時]幅52×奥行き71×高さ102(cm) [折りたたみ時]幅32×奥行き20×高さ48(cm) |
重さ | 6.2kg |
カラー | ムーンブラック、ラバグレー、オーシャンブルー、シーシェルベージュ、 ビーチブルー、ハイビスカスレッド(店舗限定色)、ネイチャーグリーン(店舗限定色) |
価格(税込) | 2023年モデル:27,500円 2022年モデル:22,000円 |
我が家の場合2歳になる下の子が乗る予定だったのでコンパクトで予算抑えめなB型ベビーカーで探していて、いいなと思ったのがサイベックス・リベル。
実際に店舗で見て試してみることが難しかったので、公式サイトや販売ショップの説明、レビュー、個人ブログ等をとことん読み込んで選びました。
結果的にリベルを選んでよかったなと満足していますが、購入前に実際に使っている様子や詳しいレビューをもっと知りたいなと思ったので、リベルを購入検討されている方が「思ってたのと違った・・・」と後悔しないように実際に使って感じたメリット・デメリットを徹底的にまとめました◎
サイベックスリベルのデメリット
サイベックスリベルで「ちょっとここが残念・・・」と思うデメリットはこちら。
購入するときデメリットになる部分ってわかりにくかったりするので、実際に使ってどうだったかを正直にレビューしてみます。
折りたたむのに両手が必要、ちょっとコツがいる
折りたたんで超コンパクトになる!というのが一番の売りのリベルですが、それゆえに折りたたむ動作がやや複雑。
- 折りたたむときに持ち手の白いボタンを同時に押さないといけないので、必ず両手を使う
- 持ち手を内側に折り込む動作が慣れるまで難しい
おでかけ先など、荷物を持っていたりすると両手をフリーにして折りたたむのが大変な場面も。
お子さんがまだ立てない年齢だったり寝てしまってるとき、一度抱っこひもで抱っこしてから両手を使える状態にして折りたたむ必要があるのでその点は不便です。

片手でワンタッチで閉じられるタイプは、片手で抱っこしておいてササッと操作できるので楽。
折りたたむのも、最初は持ち手を内側に折り込むときに「これあってる?壊れない?」としばらく苦戦してましたが、思ったより頑丈だしコツさえつかめばスムーズに折りたためるようになってきました。
持ち手に重い荷物を掛けるのはNG
メインベビーカーとして使ってみて一番残念だったのが持ち手の強度が弱いこと。
前提条件として、我が家は車をもっていないので普段スーパーの買い出しにベビーカーで行き荷車代わりにするという使い方をしたいから。

レジかごいっぱい分の食材をバッグに詰めて、持ち手同士をつなぐ横のバー部分につけたベビーカーフックにぶら下げるんですが、リベルは2段階に折りたたむときにそのバーが折れる構造になっているのでそもそも重量物をぶらさげちゃダメなんですよね、きっと。

重すぎたり、片側に重さが偏ったりするとバーの折れ目部分がたわんだりするのでヒヤヒヤ・・・
ということで、持ち手部分につけたフックには軽めな食材をひっかけて、重いものは座面下の荷物入れに入れるようにして対応。


持ち手のバーのところに日常的に負荷をかけているので、製品寿命が縮みそうだし、壊れても文句は言えないなと思いながら使ってます・・・
▼ちなみに使っているベビーカーフックは、おしゃれ・頑丈でめちゃくちゃおすすめなリッタグリッタのもの。

見ために反して結構重い
コンパクトになるので軽そうに見えますが、見ためから受ける印象の1.5~2倍くらいの重さ。
あまりに軽いとベビーカーとしての強度が心配なので全く不満はないんですが、特にたたんだ状態で持つと毎回「重っ。」となります。笑
「軽量」も売りにしていますが、6.2kgと国産A型ベビーカー並みの重さがあるので気を付けてください。
ずり落ちる、姿勢が悪くなりがち
リベルのデメリットとして意見が多いのが、乗っている子どもがずり落ちてきて姿勢が崩れやすいということ。
実際に使ってみて確かに以前のアップリカのA型ベビーカーと比べてずり落ちやすい感じがします。

我が家は購入したのが下の子2歳4ヶ月頃で、背もたれを使わず座るのでそこまで気にならなかったです。
もっと小さい月齢の子だと下にずれてくるのが気になるのかも・・・?
ずり落ちてくるというよりはこんな風に足を投げ出して座るようになっちゃったのが気になる、太もも部分のホールド感がないからなのかなー。

レッグレフトを持ち上げてリクライニングを倒したらこんな感じ↓(2歳半頃、お昼寝中)

月齢が小さかったり背もたれにもたれて乗るタイプの子だと、別売のインサートを入れることでホールド感が増して滑りにくくなるかもしれません。

バンパーバーがついていない
これだけコンパクトになるので当然といえば当然ですが、A型ベビーカーには当たり前についているバンパーバーがついていません。

別売のバンパーバー(3,520円)がつけられるので購入するか迷ったんですが、折りたたむときには外さないといけないので「出先で折りたたむとき、その外したバンパーバーはどうすれば・・・?」と思いひとまず無しで。
それまでいつもバンパーバーをつかんで乗っていた2歳娘は、最初に乗ったときはかなり戸惑ってました。
やっぱり怖いのか横のフレームを掴んで硬直してて、やっぱりバーがいるかなぁと一瞬思ったけど、そのうち慣れて今では普通にリラックスして乗ってます◎
バンパーバーがあった方がいいなと思う場面もあって
- 段差などで不意にベビーカーが前のめりになってしまったときに、子どもが飛び出しそうになる
- ブランケット類が左右にずれたりひきずったりしやすい
- 子どもが降りてベビーカーを物置代わりにするとき、荷物がずり落ちやすい
- 階段などで持ち上げたいとき、つかむところがなく不便
などなど。
バンパーバーはやっぱり欲しいし、折りたたむとき取り外して持っておかないといけないのは困る、という方は注意してください。
走行時の衝撃が伝わりやすい気がする
走行性がよい、段差がスムーズ!とメリットで書きましたが、それとは別で、走行時の細かい衝撃が伝わりやすいような・・・

細かい振動が持ち手からダイレクトに伝わってくる感じ。
座面のクッションも薄めなので乗っている子ども的にはどうなんだろう?と思って、5歳の息子(19kg)を乗せたときに聞いてみると・・・
母:「乗っててガタガタする?前のベビーカーと比べて乗り心地どう?」
子:「めちゃくちゃ乗り心地いい~こっちのベビーカーが最高~!」
という答えだったので(笑)、私が思うほど振動や衝撃が伝わりやすいわけでもないのかもしれません。
キャノピーが短くて日差しが避けきれない
これも個人的にはかなり惜しいポイントなんですが、キャノピーが短い!


あと1.5倍あればなぁ・・・という短さ。
アップリカのA型ベビーカーを使っていたときは、キャノピーを下ろすと子どものプライベート空間ができるくらいしっかり覆われて
- 暑い日は日差しよけに
- ちょっとの雨ならしのげて
- 子どもが寝たときは光や音を遮って安眠させてくれる
そんな当たり前でありがたい存在だったのに・・・
リベルは全然長さが足りないんですよー!!!
子どもたちもこの違いに敏感で、眠い・まぶしいとき自分で下ろしたりしてたので「あれ?これ以上下りてこない!」って感じで怒ってました。汗
ただこれはB型ベビーカーはリベルに限らずほとんど同じような感じ。
慣れてはくるけど、やっぱりキャノピーが短いと不便に感じることが結構あります。
残念ながらサイベックス専用のものはないんですが、簡単に後付けできるサンシェードも売られています。
▼先日マニトのサンシェードを購入しました、リベルに問題なくつけられたのでおすすめ!

サイベックスリベルのメリット・お気に入りポイント
サイベックスリベルのメリット、実際に使ってみて「いいな」と実感した点をずらっと紹介していきます。
ひとつずつ詳しくみていきます。
とにかくコンパクトになる
リベルの最大の特長は、折りたたむと超コンパクトになること!
先代のアップリカA型ベビーカーと比べてみました。

アップリカのベビーカーも決して特別かさばるタイプじゃないですが、リベルは1/3~1/4ほどのコンパクトさに!

外出先などでたたむと「そんなに小さくなるの!?」とビックリされて嬉しい。笑
実家帰省のため新幹線に持ち込んだときも、座席の足元に置くのもスペースを取らずとても便利でした。

車でおでかけのときに持っていきたい場合(我が家だとレンタカー利用時)、トランクが狭いコンパクトカーだとアップリカのベビーカーを積むと他の荷物が入れられなくなっていましたが、リベルだと車内を圧迫することなくどこにでも連れていけます!
我が家は持っていませんが、なんと自転車の前かごに入れられるサイズなので、電動自転車を使われている方で「移動先でベビーカーに乗せられたらいいのにな・・・」と思っている方はこれ一択かと◎
操作性がよく、小回りが利く
リベルはシングルタイヤだからなのか、くるくると小回りが利きとても操作性が良いです!

これは最初に押したときにかなり感動しました!!
前輪の幅が狭いので細かい動きがしやすいようにも感じます。
(逆に言うと、前輪の幅の感覚で進むと後輪をぶつけやすいので慣れるまで注意が必要。)
走行時の音も静かで、5年間使ったベビーカーと比べたらダメですが、タイヤ周辺のガチャガチャ音が全くなくストレスフリー!
超コンパクトなB型ベビーカーなので走行性や操作性は正直そんなに期待してなかったですが、すいすい思いのままに動いてくれて毎日のベビーカーライフが楽しくなりました◎


子どもでも楽々押せる軽さ!
今までのベビーカーだと絶対に無理だった「片手での操作」もできるのがめちゃくちゃ助かります◎
段差をスムーズに越えられる
アップリカのA型ベビーカー、気に入ってたんですが一番困ってたのがちょっとした段差にもつっかえること。
そこでせっかく買い替えるなら段差に強いベビーカーにしたくて!

リベルは走行性がよく段差もスムーズに越えられるという評判だったので期待大!
結果、アップリカならつっかえていたような段差もスムーズに乗り越えられました◎
ただ、タイヤの径がそこまで大きいわけではないのであまり過信して突っ込むと危険。持ち手を手前に傾けて前輪を浮かせて乗り越えるのが確実です。
見ためがおしゃれ

私は半分これで選んだんですが・・・やっぱり国産ベビーカーと比べたら見ためがスタイリッシュでおしゃれ!
以前使っていたアップリカをはじめ国産メーカーはとっても安心感があるんですが、あと2年ほど使えたらいいかなぁというのもあり「使ってみたいデザイン」重視で選びました。
カラーバリエーションも豊富で迷います。
▼2022年モデルのラインナップはこの7色。
(レッドとグリーンはショップ限定カラー、それぞれ画像クリックで飛べます。)


個人的には2022年タイプから取り入れられたアクセントカラーがあまり好みじゃないのですが・・・(購入したラバグレーはオレンジのアクセントカラー)使ってみるとそんなに気になりませんでした。
▼色選びで迷っている方はこちらの記事もどうぞ
価格が比較的お手頃
サイベックスリベル2022年モデルの価格は25,300円。
2023年モデルは27,500円です。

※2023年4月現在、2022年モデルはSALEで22,000円に値下げされています↓

他メーカーのB型ベビーカーと比べて見ると・・・
- アップリカ マジカルエアーAG 18,800円
- アップリカ マジカルエアークッションAD 29,800円
- コンビ アクビィプラスAN 31,900円
- ピジョン ビングルBB2 31,900円
27,500円は特別高いわけではないというのがわかるかと。
中には1万円以下の安価なベビーカーもありますが、安全性や操作性、乗り心地の良さなどスペックは段違いなので、特に我が家のようにメインベビーカーとして1台を使い倒すなら2~3万円はするものを選ぶのが妥当だと思います。
国産ベビーカーと同じ価格帯で、フランスの高級ベビーカーブランド・サイベックスのクオリティがこの価格で体験できるリベルはコスパ抜群!
4歳頃(体重22kg)まで長く使える
上の子が現在5歳。主な移動手段が徒歩なので、歩き疲れたときや眠くなったとき、たまーにベビーカーに乗ることがあります(笑)
ということで、下の子が一人でしっかり長距離あるいてくれる4歳くらいまではベビーカーを使いたい!
軽量のB型ベビーカーによっては『対象年齢:3歳(体重15kg)まで』というようなものもあり、それだとうちの娘はもう2歳8ヶ月ですでに体重オーバーしちゃってるんですよね・・・
その点リベルは 4歳(体重22kg)までOKなのでベビーカー卒業の年齢まで十分乗れるはず◎

座面が広くゆったり座れる
展開した状態で、アップリカA型ベビーカーと比べてみました。

意外なことに、コンパクトなリベルの方が座面が広々!
特に5歳の息子がたまに乗るときにはアップリカA型のサイズ感だとかなり窮屈そうでしたが、ゆったり座れて快適そうでした。
普段乗る下の子は2歳半で十分安定して座れる年齢なので問題ないですが、生後7ヶ月の赤ちゃんだとちょっと横が広々しすぎて不安に感じるかも・・・?
(ベルトをしっかりフィットさせて装着すればもちろん安全面で問題はないはず。)
押しているとき後輪に足が当たらない
他にベビーカー(特に国産メーカー)を使ったことがあればきっとわかってもらえると思うんですが、ベビーカーを押して歩いていると後輪に足が当たって「・・・ッ!!」となることが頻発。

夫はあまり当たってなかったので、もしかして少数派意見・・・?
靴も傷むし、蹴らないように気を付けて歩くのが結構ストレスだったんですよね。
それが、サイベックスリベルになってからはゼロ!!
リベルは後輪の幅が広いつくりになっていて、さらに国産メーカーに多いタイヤが2つついているタイプではなくシングルタイヤが外側に付いているので走行時の足元が広々でとても快適に押すことができます。

シートを取り外して丸洗いできる(洗濯機可)
先日、子どもがベビーカーの上で吐いてしまい・・・シートを取り外して丸洗いも経験済み。

本当にがっつりシートが外れるし、弱水流モードの洗濯機で丸ごと洗えるのですっきりきれいになりました。
取り外し・取り付けはちょっとコツがいりますが、アップリカA型ベビーカーの絶望的に多いスナップやここどうなってた?っていう悩む構造はなくシンプルなので慣れれば楽ちんだと思います。
いろいろこぼしたり漏らしたりと何かと汚れることの多いベビーカーなので清潔に使いたい方にはピッタリ!
期待してなかった荷物入れが意外と入る
こんなにコンパクトなリベルにもちゃんと荷物入れがあります。
正直使い勝手には期待していなかったんですが、意外と入ります!

デメリットで詳しく書きますが、持ち手部分の強度がA型ベビーカーと比べて弱いので、荷物が重いときには荷物入れ入れて重さを分散できて助かる!
ストッパーが使いやすい
ベビーカーのストッパーは後輪タイヤに2か所ついているものが多いですが、リベルはここ↓

タイヤについているタイプは、足でストッパーを上げ下げするわけですが、特に解除するために上げるときに靴が傷みそうでちょっと嫌だったんですよね。

一方のリベルは足元に独立して付いていて、左側を踏めば固定、右側を踏めば解除という感じでワンタッチでとても便利!
ストッパー周辺の汚れが気になる・・・という方もいるかもしれませんが、私はこのタイプの方が扱いやすく好きです。
サイベックスリベル、デメリットも含めて後悔なし!
我が家で愛用中のサイベックスリベル(2022年モデル)について、メリット・デメリットを詳しくレビューしました。
毎日のように押して歩き回っているベビーカー族の私ですが、デメリットも込みで購入してよかったなととっても満足しています◎
サイベックスリベル、おすすめです!


リベルのデメリットをカバーした新モデル「オルフェオ」が発売されました!

▼こちらの記事でリベルとオルフェオを比較しているので気になる方はチェック!
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