我が家では象印のスチーム式加湿器を3年前から使っています。
加湿器といえば水を超音波でミスト状にして吹き出すタイプが一般的でしたが、最近はこの象印の加湿器が火付役となって「スチーム式」の人気が高まっています。
とはいえ、実際に使ってみて使い心地どうなの?と気になるところもあると思うので、3年使ってみた感想を正直にレビューしていこうと思います。
購入前に
- 見た目がちょっとダサい?
- 給水はしやすい?
- うるさいって口コミ見るけど大丈夫?
- 稼働中熱くなって危険じゃない?
というあたりが気になったので、現在購入検討中の方の参考になるように詳しく解説します。

象印スチーム式加湿器「EE-DC35」を実際に3年間使ったレビュー
我が家で使っている象印加湿器は「EE-DC35」。

現在は後継機の「EE-DE35」が出ています。

D型には3Lと4Lの2つの容量タイプがあり、小さい方の3Lを選びました。
象印加湿器の使い方
象印加湿器の使い方ですが、本体の上部のふたを開けて直接水を入れてスイッチオンするだけ。
ふたを開けるにはロック解除のレバーを引きながら押し開ける感じで、最初は開けづらくて手間取りましたが慣れてくるとこんな感じで片手で開けることも可能です。


中身は熱湯になるので、倒れても簡単に開かない仕様は安心!
こんな感じでバケツなどの容器を使って水を入れます。

シンクや洗面台から直接水を入れたいところですが、本体裏は水濡れNGなのと高さがあるので蛇口に対して本体を傾けて水を入れるのが大変なので私は容器に入れて給水しています。

超音波式と比べて水の使用量は多いと思います。
小さい方でも3L入るので毎度水を入れるときちょっと大変ではあるけど、「この量を空気中にばらまいてくれてるのか!」と思うと嬉しい気持ちにも。笑
前面の「入/切」ボタンを押すと加熱がはじまり、しばらくすると沸騰して上の部分から水蒸気が出てきます。

置き場所はメインは寝室、日中はリビングに移動して使うことも
特に寝ている間の乾燥を防ぎたかったので、主に寝室で使っています。
置き場所は寝室の入り口付近にしています。
【寝室に置いている写真】
象印公式サイトでおすすめの置き場所について調べてみると
ということで、隣にサーキュレーターを置いて部屋全体が加湿されるようにしています。
寝室は閉め切らずに少しドアを開けた状態にしているんですが、リビングから寝室に入ると「むわっ」とするほど湿度を感じます!

寝室は大体6畳ほどなので、そのくらいの広さの部屋なら3LのEE-DC35で十分加湿できます。
ちなみにコードは1mほどで短め。
また安全対策のため少しの力で本体から外れやすくなっているので「台の上に置きたい」などあれば延長コードを使うなどの工夫が必要。
普段のお手入れは必要なし
加湿器のお手入れですが、中の水がなくなったらそのまま放っておけばOK!何日か使わない場合は加湿後ふたを開けておいて乾かす、または次に使うときに軽くゆすぐ程度でいいと思います。
超音波式の加湿器だとしばらく使うと給水タンクなどがぬるついてきたりするのが気になりますが、象印の加湿器はその都度煮沸されるので水がヌメることもなく清潔!
ただ、水道水に含まれるカルキが少しずつ内釜に付着して白くなってくるので、1〜2ヶ月に一度クエン酸洗浄することが推奨されています。


ズボラなので、我が家では1シーズンに一度ほどしかやってません……
(クエン酸洗浄自体はめちゃくちゃ簡単!)
3年経つとガリガリした付着物が取れなくなってきてますが、別に体に悪かったり加湿効果に影響してくるわけでもないのであまり気にせず使っています。
象印スチーム式加湿器のメリット
ここからは象印スチーム式加湿器のメリット、おすすめポイントを紹介します。
以前は加湿機能付きの空気清浄機を使っていたこともありましたが、象印の加湿器は「スチーム式」なのであったかい水蒸気でガンガン部屋の湿度を上げてくれているのがわかる感じ!今まで使った加湿器と比べてとにかくパワフルです!
また、『水を沸騰させた水蒸気で加湿』というストーブにかけたやかんくらいのシンプルさで、小さい子がいてもカビや細菌の心配をせず安心して使えてメンテナンスフリーなのがとても気にいっています。
部屋があたたかくなり暖房効率が上がる
象印の加湿器にしてよかった!と思ったのは、加湿しているとめちゃくちゃ暖かいこと!
暖房の温度を上げてもなんとなく底冷えして寒い〜〜っていうときも、加湿器をつけるとホカホカした暖かさが加わる感じがします。
湿度が上がるとあたたかく感じるだけでなく、スチーム式加湿器は水を沸騰させた水蒸気で物理的にも部屋の空気が暖められるので極端にいうとサウナ状態に。
寝ているときに乾燥で喉が痛くなることがなくなった
また、十分な水蒸気量で加湿してくれるので象印の加湿器を買ってから冬場に「朝起きたら乾燥で喉がイガイガ……」ということがほとんどなくなりました!
面倒でそのまま寝たときに夜中に乾燥で咳が出て目が覚めて寝られなくなったときに、象印の加湿器を強モードでつけたらそこから朝まで快適に寝ることができて湿度の大切さました。

乾燥していると風邪などのウイルスにも感染しやすくなると言われていますが、加湿器を導入してから子どもも大人も冬の風邪を引きにくくなったと感じるので加湿器パワーすごいなと。
赤カビなどの健康面の不安がない
象印の加湿器はスチーム式。ポットのように本体に直接水をいれてお湯を沸かすような構造なので、超音波式のように内部に細菌やカビが繁殖する心配がなく健康面のリスクがないのも大きなメリット。
せっかく健康のために加湿器を買っても、加湿器を正しくメンテナンスできずに逆に空気中にカビなどをまき散らすことになると思うと嫌ですよね……
ポット型なのでお手入れが楽!
先ほどの話ともつながりますが、象印の加湿器は超音波式加湿器のような複雑な内部構造ではなく、ポット型の簡単なつくりで毎回沸騰させるためカビやぬめりなども発生せずお手入れはほぼ必要なしです。
水を入れて稼働、水がなくなって止まったらそのまま放置でOK。
加湿器はほしいけど頻繁に掃除したり管理が面倒で……という方には象印の加湿器は本当におすすめです!
加湿モードを選択できる
象印の加湿きは『加湿モード』を選択することができます。

「なんか体調崩しそう……」「特に乾燥してるな」と思うときには「しっかり」や「強」モードでガンガン加湿、長時間給水なしでほどよく加湿したいときには「標準」「中」以下にするなど、そのときの状況に合わせて湿度を調整できるのも便利です。

我が家ではそれほど気になりませんが、加湿しすぎるとカビの発生や結露が気になる、という場合にもほどよく加湿することができます。
デザインも部屋になじみやすくおしゃれ
実物を見たことがなくネットで購入したので「ポットっぽいし、野暮ったい感じだったらイヤだな……」と思っていたんですが、見た目も想像よりかっこよかったです!
従来からあるR型は全体的に丸みがあってボタン操作部もグレーでよりポット感が強めですが、こちらのD型は円柱状のすっきりしたフォルムで操作部もボタンが悪目立ちせずとてもスタイリッシュ!


日本の老舗企業らしいまじめな感じとおしゃれさがいい感じに融合した、ちょうどいいデザイン。
ホワイトとグレーがあり、グレーも人気のよう。
我が家は白にしたんですが、どこに置いても部屋になじんでくれるので気に入っています。
ちなみに、最近は4Lの上位モデル「EE-TA」やコンパクトな「EE-MA」などが発売されていてどちらもおしゃれ!容量や機能に合わせて選んでみてください。


象印スチーム式加湿器のデメリット・注意点
象印スチーム式加湿器を使ってみてデメリットに感じたこともあるので、紹介します。
小さい子どもがいると水蒸気で火傷しないよう注意が必要
象印加湿器のデメリットとしては、水蒸気が出る上部が熱くなるので特に小さいお子さんがいる家庭ではやけどしないよう注意する必要があること。
我が家が購入したのは下の子が2歳頃で、「ここ触ったら熱いからダメだよ」というとようやくちょっとは聞いてくれる時期。それでも夜以外はつけずに、そろそろ寝るよ〜とベッドに行ってからスイッチオンするような感じでした。
ふたは子どもでは絶対開けられないようなつくりになっているのと、倒れてもふたが開かず熱湯がこぼれない、足でコードを引っかけたり引っ張っても本体が倒れないようにコードがすぐ外れるなど、安全対策はかなりしっかりされている製品ですが、やっぱり小さい子がいると危なくて目は離せないなと思います。

商品説明には「蒸気を約65度に冷やして加湿」とあり、たしかに一瞬触れたくらいだと大火傷にはならない程度だとは感じます。
加湿中の音は「結構うるさい」過敏な人は寝られないかも
気になる加湿中の音についてですが、私は最初に使ったときは正直「これじゃ音が気になって寝られない!」と思いました!!

音の許容範囲はほんと人それぞれだとは思いますが、私は音には過敏なタイプ。
夫は最初から特に気にならなかったようです。(音大きいけどこんなもん、っていう感じ。)
音は大きく分けて2段階あって、
- 沸騰するまでのシュッシュッという不規則な煮沸音
- 沸騰後、しゅーっと蒸気が連続して出る音
特に気になったのは水からお湯を沸かすまでの『不規則な煮沸音』の方。しゅーっという稼働音の方は常に鳴っているので意外と気にならず、最初のお湯が沸く音が終われば不快には思いませんでした。
あと、何度か使っているうちに慣れます!しゅーっと鳴ってくれていると「あぁ加湿してくれてるな」と逆に安心するほど。
ただ「シーンとした環境でないと寝られない」というような方には他の加湿器と比べてかなりうるさく感じると思うのでおすすめはしません。
本体に直接給水するのが少し面倒
レビューでも書きましたが、象印の加湿器は本体に直接水を入れるのでシンクや洗面所で蛇口から直接給水することができず、容器に水をくんで運ばないといけないのがちょっと面倒な点です。
洗面器のような形状の折りたたみバケツで水を入れることが多いですが、勢い余ってこぼしてしまうことも多々……

ポットのように広口なので注ぎやすいはずなのに、だからこそ勢いよくこぼしてしまう!笑
昔のモデルは本体から給水タンク?が外れる仕様だったようで、その方が水を入れる作業が楽なのになぁと思ったりも。この部分は改善してもらえるととても嬉しい!
象印スチーム式加湿器のレビューまとめ|デメリットもあるけど買ってよかった名品
象印スチーム式加湿器を実際に3年間使ってレビューしました。
気になるデメリットとしては下の3点。
とはいえ、象印のスチーム式加湿器は沸騰した水蒸気でパワフルに加湿してくれるので乾燥が気になる冬場を快適に過ごすことができるようになって本当に買ってよかったです!
毎年生産台数が追いつかず売り切れるほどの人気で今も欠品しているモデルもあるようですが、型落ちモデルでも加湿器としての性能は十分なので「容量」や「デザイン」など希望するものがあれば早めにゲットするのがおすすめです。
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